大正ロマンチシズム、大正モダニズムなどと言う言葉を聞くたびに、
何とも言えず心地好い微風が吹き抜けるのは、
私たちがそこに現代文化の源流を感じるからかもしれません。

高畠華宵は、正統な美術教育を受けながらも、
日本画壇に属することがなく、
画風上でも、 ライフスタイルの上でも、
日本文化と西洋文化が交じり合う
新しい時代の文化を体現してみせました。
  
当時は印刷技術の進歩が著しく、
大量に印刷される華宵美人や美少年は
大衆のお茶の間に入り込み、
かの「華宵好み」と呼ばれたスタイルは、
人々の憧れの的となって、暗い封建社会からの
脱皮を求めていた人々を 自由意識へと導きました。

高畠華宵大正ロマン館は、大正文化の本質と推移を探りながら、
華宵の全画業を追って館蔵品を中心とした年4回のテーマ展と
年2回の特別展を開催しています。


そして、華宵やその時代の人々が求めていた様に、
伝統や体制から常に自由でありたいと願っています。